2010年07月24日

見直し

ワンダーステーションマスタリングルーム(202)が完成して3年が過ぎました。
でも未だ気になる所が後を絶ちません。
そして時間が空くとモニターやシステムのチェックや電源周りの見直しをするのです。
これを始めるとあっという間に時間が経ってしまいます。
そして試し焼きしたメディアの山…。
気がつけばあちらこちらにケーブルが散乱して足の踏み場が…。
でも大抵新たな発見をし、これが仕事の結果へと繋がっていくのかなぁ、なんて思ったりします。
そんなわけで3年前のマスタリングルームと現在のマスタリングルーム、見た目は殆ど変わってませんが中身は結構いろいろと変わってます。
これからもきっと変わり続けるんだと思います。


2010年04月29日

何か大事な

音をコピーしたり、変換したり、圧縮したりしたものを聴くと、何がしか変化があります。
それは、痩せたり、荒くなったり、暴れたり、薄くなったり、シュワシュワしたり、詰まったり、・・・。
何がどう変わったというよりは、何か大事なものを失った感じがすると思うのは、私だけでしょうか。
言葉では、奥行きが無くなったとか、レンジが狭くなったとか、バランスが崩れたとかって言う事もできるんだけど、もっと大事なものが無くなってしまったような気がするのです。
実はマスタリングの素材もそうです。
ミックス時にスタジオで聴いた音とマスタリング時に何もせずに再生した音、残念ながら同じではないんです。
再生させるDAWが変わったり、環境が変わると音って少なからず変わってしまうのです。
マスタリングの素材を聴いてまず考える事は、ミックス時には確かにあったはずの「何か大事なもの」が失われていないかどうか。これを見つけ出せるか出せないかでマスタリングの結果が大きく変わってくるような気がするのです。

2010年04月19日

想像力

音って目に見えないものだから、耳から聴き取る情報ってとても大切だと思うんです。
でもそれ以上に大切なのは聴いた音をどうするのか、っていう想像力。
ただ単に低域が弱いから低域を上げようとかっていう単純なことではなくって、その曲のイメージとか目指しているサウンドとかが想像できなくてはいいマスタリングが出来ないんじゃないかって思うのです。
比較的時間に余裕のあるセッションでは、事前に素材を聴いておいてそのあたりのイメージを膨らませたりします。
1曲1曲にアーティストやプロデューサーが目指している音楽、やりたいサウンドがあるわけで、そのことを無視してマスタリングなんて出来ない。
扱っているのは音ではなくって音楽だってことを忘れちゃいけないんだよなぁ、なんて思うこのごろです。

2009年08月16日

祝 ハンマーレーベル復活

私と森さん(ハンマーレーベル主宰)との出会いは東急ファン時代にさかのぼります。
当時森さんはバリバリのシンセのプログラマー、そしてハンマーレーベルの主宰で、私はまだまだ新人のマスタリングエンジニアでした。
クルーエルレコード(確かカヒミ・カリィだったと思う)のマスタリングに森さんはやってきて、もっとLOWを上げてくれ!もっとコンプを!とかなんとか言うのでした。
マスタリングでのEQは0.5dB単位で動かすくらい微細な調整をすることが多いのに、森さんの場合、3dB,4dBは当たり前。
かなり派手に音をいじりまくりです。
ここまでやってもいいのだと、当時かなりびっくりさせられました。
ただ不思議な事に、森さんがLowを上げろと言い、私がこの辺かなぁなんて思いながらある帯域を上げると、みるみるうちにサウンドが生きてくる。
ツーとカーとまではいかなくても、どの楽器を出したいのか、どんな感じにしたいのか、あまり多くを話さなくても伝わってくるのが森さんなのです。
一言「相性」と言ってしまえばそれまでだけど、でもマスタリングとかレコーディングではとても大事なことなのかなと思います。

そして待ちに待ったハンマーレーベルの復活。
前回のハンマーレーベルのコンピが「Studio Lab/FLOCKS」で2002年発売だったから7年も待ったことに。
たまにかかってくる森さんの電話に「そろそろだ!」とワクワクし、
たまに電話をかけては「まだですか?」とせかしたり。
そうして7年待ってようやく実現です。
すでに5月にマスタリングをし、そのサウンドを堪能させていただきました。
9/23、ヴィヴィド・サウンドから発売です。
タイトルは「file under:ORDINARY MUSIC
名盤と言えるアルバムになったのではないでしょうか。

余談ですが、今回のマスタリングの時に森さんと一緒にいらした、辻睦詞さん。
はずかしながら辻睦詞さんを知らなかった私、このにぎやかな人はいったい・・・などと思ってましたが、辻さんからいただいたOh!PenelopeのCDを聴いてびっくり。
なにこれ、かっこいい!!!
その後、辻さん関連の中古CDを買い漁ることになりました。

●ジャケットを手掛けている田中雄二さんのブログにハンマーレベルのおもしろい記事が出てました
ハンマー・レーベル復活第一弾!『file under:ORDINARY MUSIC』(ヴィヴィド・サウンド・コーポレーション)
メイキング・オブ『file under:ORDINARY MUSIC』アートワークス

●ハンマーレーベルのブログ 今回のアルバムの各楽曲の解説がおもしろいです
Hammer label



2009年06月02日

デジストリーマ

約半年ほど前、デジストリーマを自費購入しました。
デジストリーマはDAW専用のPCです。
このPCにLynxのサウンドカードを入れ、WAVELabをインストールし、マスタリングの際の素材再生用機として使っています。
そしてひと月ほど前、そのデジストリーマを製作、販売しているサードウェーブ社からWEBページのユーザーボイスとして取材をというお話をいただいて、先日の取材となりました。
そしてそのWEBページが完成したようです。
ちょっと恥ずかしいですが、マスタリングの紹介ページもありますので良かったら覘いてみてください。

DAW専用コンピュータ「digistrema」

2008年11月26日

リマスタリング

先日、9タイトル分のリマスタリングをしました。
リマスタリングとは、一度マスタリングされCDとしてリリースされた音源を再度マスタリングし直す作業です。
マスタリングエンジニアの腕が試される作業でもあります。
でも一言でリマスタリングと言っても、持ち込まれる素材は様々です。
レコードの時代のカッティングに使用していた本当の意味でのアナログのマスターテープもあれば、アナログのマスターテープからデータに変換されたもの、 3/4インチのU-maticテープ、PMCD(プリマスターCD)、すでにマスターテープが見つからずに発売されている製品CDなんてものまであります。
やはりクオリティーが高いのは、保存状態にもよりますがアナログのマスターテープです。

ちなみにアナログのテープは年数が経つと次第に磁性体がはがれてきます。
要はテープがベタベタになって再生ヘッドなどに張り付いてしまうのです。
録音してから5〜6年以上経過したアナログテープは、この磁性体のはがれを修復するために熱処理をすることになります。
人によっては「おかまに入れる」とか「オーブンで焼く」とか言ったりします。

今回のリマスタリング作業のタイトルの中には2タイトルほどアナログのマスターテープが含まれていました。
すでに5年ほどまえに一度リマスタリングされていたものでしたので、熱処理済みでした。
ですが熱処理からはもう4〜5年経過していますから、テープの状態は見てみないとわかりません。
1969年と1972年に録音された貴重なマスターテープですから、緊張しました。
何かあったら取り返しがつきません。

アナログのテープレコーダー自体ほとんど使わない時代ですから、まずはテレコの状態をチェック。
多少の問題はありましたがすぐにクリアし、今度は実際にマスターテープをかけてみます。
調整用の信号は1kHzと8kHz。
どう聞いても1kHzと8kHzに聞こえないところが少し不安でしたが、どうにか調整を終え、1曲目を再生。
電源ケーブルやオーディオケーブルを変えたりして、さらに良いサウンドになるセッティングを探ります。
そしてある程度良い感じになったところで、ロビーで待っていただいていたクライアントさん達を呼び戻します。
そして再生。

……。


一同ため息です。
ものすごく良いのです。
空気感とか、奥行きとか、質感とか、何とも言えないあたたかな素晴らしいサウンドでした。
テープの状態も粉落ちなども全くなく、素晴らしい状態でした。
きっと保管状態が良かったんですね。
このまま何もしなくても十分ではありましたが、一応CDにするのでということで、ほんの少し補正程度のEQをするのみの作業となりました。
(元々はレコードにすることを考えて録音されたのですから、そこはきちんと押さえておかなくてはいけません)

リマスタリングの目的って、「当時の音を当時の音のままCDにする」っていうことかもしれない、と思ったりしました。
無理に現代風の音にするのは無意味だし、昔の音を知っている人に懐かしさを感じてもらえれば、知らない人には当時の音を新鮮に聴いてもらえればと思います。
特にレコード時代の音源のリマスタリングはそうであってほしいなと思います。

タイトルやアーティスト名や発売日など公表したいところですが、クライアントの了承を得ていないので今日のところは控えておこうと思います。
ちなみに今回リマスタリングされた9タイトルはすべてHQCDとして発売される予定です。
HQCD・・・Hi Quality CD 通常のCDプレーヤで再生できる高音質CDです。詳しくはコチラ

2008年11月03日

ワンダーステーションとメモリーテック

ワンダーステーションは、メモリーテック株式会社所有のスタジオです。
元をたどると、以前はあのジブリ作品の音楽で有名な久石譲さんのスタジオでした。
さらにその前はMusic In、そしてその前はTwo Two One、さらにさらにその前は青山レコーディングスクールのスタジオでした。
名前は変われど歴史のあるスタジオなのです。

1st
ワンダーステーション1st

ちなみに、メモリーテック株式会社はプレスの会社です。
CDやDVDのプレスです。
筑波、甲府、甲府南、岐阜、そしてグループ会社のトエミ・メディア株式会社の工場も含めると5つのプレス工場を持っています。
最近ではHQCDを発表し、好評を得ています。(HQCDについてはこちら

私が使用しているマスタリングルームは、元は久石譲さんがプリプロルームとして使っていた部屋です。
グランドピアノを入れていたそうです。
そのお部屋を改装して今現在のマスタリングルームが出来ました。
メモリーテックと私が所属するエフとが業務提携し、出来上がったマスタリングルームです。
コンセプトは『リビングルーム』。
いわゆるスタジオライクなサウンドではなく、リビングルルームでゆったりと聴けるようなそんなサウンドを目指しました。
実際のところ、初めていらっしゃるお客様でモニターの音に驚かれる方も少なくありません。
今まで作業していたスタジオの音とは少し違うので、違和感を感じるのかもしれません。
でも、大抵はすぐに慣れます。
スタジオ等で聴いていて「かっこいい!」「いい感じ!」とOKになったサウンドが、家に帰ってもしくは車の中で聴いてみがっがりしたことはありませんか?
このマスタリングルームではそんなことはありません。
そいういった意味でもこのコンセプトは間違っていなかったと感じています。
(ちなみに、私が自宅で聴いているオーディオ環境は正直なところあまり良くありません。
プレーヤーは三菱の録画機能のあるDVDプレーヤー、スピーカーはSONYのテレビ内蔵のものです。
でもこれで聴くと全体のバランスとかが良くわかるんです。)

現在は青山にあったメモリーテックのマスタリングルームもワンダーステーション内に引っ越し、ワンダーステーション2階には2部屋のマスタリングルームと1部屋のチェックルームが稼働しています。
メモリーテックマスタリングルームを201、そして私が使用しているマスタリングルームを202、チェックルームを203と呼んでいます。
スタジオではなく、それぞれの個性を持った部屋という感覚で決めた呼び名です。

201
201

202
202


ちょっと今日は堅くなりましたが、メモリーテックとワンダーステーションの紹介をしてみました。

2008年10月29日

DDP

以前、マスタリングした翌日に「自宅のパソコンでDDPのCDマスターが再生できないが大丈夫でしょうか?」というお問い合わせをいただいたことがありました。
結論から言うと、大丈夫です。ご安心下さい。
DDPファイルは普通のPCやCDプレーヤーでは再生できません。
一部のDAWか、専用のソフトウェアか、専用のプレーヤーでのみ再生できます。

現在、工場納品用のCDマスターの主流はDDPです。
ちなみにDDPとは、Disc Description Protocolの略です。
国内のプレス工場では、ほとんどがこのDDPに対応しています。

ワンダーステーションではこのDDPをDVD-Rに記録してCDマスターとしています。
マスタリングの作業の終盤、音の調整、曲間、PQ、ISRCなどの作業が終了すると、DDPファイルの書き出しを行います。
リアルタイムで最終的なサウンドのチェックをしながら、DDPの書き出しをしていきます。
書き出しが終わり、作成したDDPファイルに問題がないか確認した後に、DVD-Rに記録します。
そして記録し終えたDVD-Rにエラーないか再度チェック、最後にDVD-Rを専用のDDPプレーヤーで再生させ、ノイズや音トビがないかどうかの最終チェックをします。
DDPの書き出しの前にもPQやISRC、POSコード(JANコード)などのチェックもありますから、マスタリングはチェックの連続です。
ちなみにDDPプレーヤーはメモリーテック製、かなり重宝しています。
ワンダーステーションメモリーテック株式会社のスタジオです)

そういうわけで、チェックにチェックを重ねていますので、大丈夫です。ご安心下さい。
というよりも、CDマスターを自宅のパソコンなどで再生させようとすることはおすすめできません。
たとえご自宅のパソコンでDDPを再生できる環境があるとしても、ちょっとしたことでエラーの原因になるものです。
例えば、DVD-RのエラーチェックにPLEX TOOLを使用しているのですが、同じディスクを何度もエラーチェックをすると、チェックするたびにエラーが増えていきます。
こういったエラーで音が出なくなるようなことはまずありませんが、音質が落ちていく方向にいくのは目に見えています。
PMCDでも同様ですので、マスタリング終了後CDマスターを渡されたら、そのまま工場担当者に渡すのが得策かと思います。

2008年08月08日

曲間

曲間を決めるとき、悩み始めるとそこから抜け出せなくなる場合があります。

数人で曲間を決めようとすると意見が合わなくて、もっと前だ!後ろだ!と悩んでしまったりすることもあるし、コンピレーション盤などであまりにも前の曲と雰囲気が違うのでそのタイミングに悩むことも。

最初から曲間を決める人は一人、と決めてしまうのが一番スムーズな気がするし、アルバムの流れも良くなります。
それでも迷ったら回りの人の意見を聞く、これでいいんじゃないかと。

じゃあ誰が曲間を決めるのか。
プロデューサーかアーティスト、でしょうね。
曲の前後だけでなく、アルバム全体の流れを考えながら決めていくといいんじゃないかと思います。

あそうそう、「曲間はどれくらいにしますか?」って聞くと、「普通でいいです」って答える方がたまにいらっしゃいますが、これが一番難しいです。
普通の曲間って定義があいまい過ぎです。
posted by ueda at 10:30| マスタリングのことあれこれ

2007年12月13日

嫌なもの対策

いつの間にか秋になり、東京の紅葉ももう終わりで、そろそろ寒くなってきました。
この時期、嫌なものと言えば・・・・・・静電気。
スタジオやマスタリングルームでは、ただ嫌なだけでは済まず、ノイズとして音に乗ってしまったり、パソコンを不調に陥らせたりと、悪影響を及ぼします。
そこで私なんかはなるべく化繊素材の洋服を避けたりします。
綿100%の洋服を探すのは結構大変だったりしますが。
そしてさらに最近、静電気を除去(放電?)するブレスレットを購入しました。
可愛くもないし、おしゃれでもないブレスレットですが、これが意外と効果アリでした。
絶対にバチッとならない、というほどではないですが、静電気の発生率は激減です。
たまにパチッとなることもありますが、あの痛い感じがほとんどないのです。
しばらくは手放せそうにありません。


posted by ueda at 17:58| マスタリングのことあれこれ

2007年09月16日

初仕事

マスタリングエンジニアとして初仕事は、「銀河英雄伝説」のサウンドトラックでした。
ある日突然上司から、「上田、今日マスタリングやれ!」と言われ、正直あせりました。
機材の使い方、マスタリングの流れは理解していても、マスタリングエンジニアとして仕事が出来るかどうかはまた別の話です。
情けないことに、この時は素材の音を聞いていてもどうして良いかわからず、ただオロオロしていたように思います。
見兼ねた先輩エンジニアが助けてくれましたが、あの時は悔しかったです。
このことがきっかけとなって、次はきっと・・・という思いで日々EQやらCOMPやらをいじりまくっていました。
そして次の仕事が「ULTRA POP」というインディーズバンドのマスタリングでした。

今さらこのCDを聞いてみると、かっこいいんですこれが。
曲も詩もアレンジもかっこいいんです。
ボーカルも味があって良いです。
ただ、CDの後半になるとダレてきます。
これはきっと私のせいですね。
未熟者でした・・・。

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posted by ueda at 19:03| マスタリングのことあれこれ

2007年08月26日

素材2

前回の続きです。

最近の素材はデータファイルが多く、ハードディスクだったり、CD-RやDVD-R、もしくはUSBのフラッシュメモリー等で持ち込まれるということを前回書きました。

そして何が良いかというと、使っているDAWのシステムや環境によっていろいろ左右されるので一概にコレ、とはなかなか言えません。(スイマセン)

まず、CD-RやDVD-Rはディスクに焼くときに一度コピーされます。
さらにマスタリングのシステムのよってはCD-RやDVD-Rから直接再生させると不安定になる場合があり、そんな時はやはりハードディスクにコピーされます。
「コピーされる」ということは、確実に音が変わります、良い意味でも悪い意味でも。
厳密に言えば、ディスクのメーカーや種類によっても音が変わりますし、ドライブやライティングソフトによっても変わります。
これはハードディスクでも他の記憶装置でも一緒です。
マスタリングでは、こんな時でもなるべく音質が落ちないように、少しでも音質が良くなるようにと、いろいろと工夫はしています。

じゃあハードディスクはというと、CD-RやDVD-Rほどの変化は少ないかもしれません。
ただし、すでに出来ているデータファイルをハードディスクにコピーした場合はやはり音は変わってしまいます。
これはフラッシュメモリー等でも一緒です。
あと、断片化の進んだハードディスクもよくないですね。
その他諸々の環境や条件を変えるだけで音は変わるのです。


で、結局何が良いのかとういと、いろいろ試して探っていくしか方法はありません。
レコーディングの現場で最良の方法を、マスタリングの現場でも最良の方法をお互い探っていくしかないと、私は思っています。
posted by ueda at 09:21| マスタリングのことあれこれ

2007年08月19日

素材

マスタリングでは、レコーディングが終了してミックスダウン(Final Mixと呼ばれたりします)したモノを「素材」と呼んでいます。
レコーディングの現場では『Master』として扱われますが、マスタリングの現場で『Master』というと、工場へ送るCD Masterのことを言うのです。

最近の素材の主流は「データファイル」です。
以前はDATだったり、ハーフインチのアナログテープだったりでしたが、最近は圧倒的にデータファイルです。(リマスタリングは除きます)
さらにいえば、48kHz 24bitのWAVファイルが多いですね。

DATデッキは状態の良いモノがなくなってきている、ハーフインチはテレコのメンテナンスの行き届いたものがすくなくなってきている、さらには、DATもハーフインチもテープの選択肢が少ないということで、データファイルになってきているのでしょうね。(ハーフインチは価格が高いっていうのもあるかもしれません)

データファイルでも持ち込む形態にいくつかあって、ハードディスクだったり、CD-RやDVD-R、もしくはUSBのフラッシュメモリー等いろいろです。
で、どんな形態が良いかというと・・・・・・次回に続く。
posted by ueda at 12:56| マスタリングのことあれこれ

2007年08月04日

こんな感じです

Wonder Station Mastering Room

新しいWonder Stationのマスタリングルームです。
これは先月始め頃(だったかな?)に撮った写真です。
その後、いろいろと微調整をしたので、また少し様子は変わっていますが、だいたいこんな感じです。

posted by ueda at 18:03| マスタリングのことあれこれ

2007年01月27日

マスタリング中の食事

アルバムのマスタリングの場合、13時頃からスタートして終了するのが早ければ18時とか19時くらいでしょうか。
21時とか22時頃までかかる場合もあるし、もっと遅くまでかかることもあります。
そこで普通なら19時頃を過ぎると、そろそろ何か食べましょう・・・ということになるのでしょうが、私の場合はあまりそうはなりません。
マスタリングに集中していると、食べたくなくなるのです。
そうは言っても、私の体内では「お腹空いたよぉ。何か食べさせてよぉ。」と抗議が殺到しお腹はグーグー鳴り出してくるので、正直お客さんの前で非常に恥ずかしいのですが、それでも私本人は食べたいとは思っていないです。
ここで無理にでも作業を中断し食事を摂ってしまうと、気分というか、テンションというか、ノリのようなものが変わってしまい、作業に戻ったときにとても戸惑うことになります。
実際、聞こえ方が変わってしまうように感じるのです。
ですから、作業中の食事は軽食程度でとどめるのがちょうど良いようです。
軽くつまめるサンドイッチを一切れか二切れ、その程度でお腹の騒ぎは収まり、音に集中できるのです。