2006年06月28日

ProAc Studio-100 ★スピーカー★

「ProAc Studio-100」は、東急ファン時代から使用しているモニタースピーカーです。


ちょっぴり高域にクセがありますが、慣れてしまえばなんてことはなく、今ではこのスピーカーなしではマスタリングできません。
Proac2




ProAcと出会う前は、ラージモニターはQUESTED、スモールモニターとしてYAMAHAのNS-10Mを使用していました。


ラージのQUESTEDは定期的にモニター調整をしていかなくてはいけなくて、常に同じ状態を保つのが難しいうえに、さらに部屋の特性もあって、低域のある周波数に聞こえづらいポイントがあり、悩みの種でした。


NS-10Mはスタジオモニターとしてはとても有名で、どこのスタジオにもあるので、マスタリングルームにも当たり前のようにあったのですが、やはり低域がわかりづらいのが難点でした。


マスタリングの仕事をしていて、いつも悩むのが低域の処理だったのです。


ラージモニターの調整は私には手におえないものだったので、どうにかするのるのならスモールモニターを換えるしかないと思い立ちました。


メンテナンスエンジニアに相談し、代理店からいろいろなスピーカーをデモで持ってきてもらい、そして見つけたのがこれ「ProAc Studio-100」だったのです。




いろいろな方から「ProAc Studio-100」の高域のクセについて言われました。


私にとって重要だったのは、高域のクセではありませんでした。




1 全体的なバランスが良いこと


2 スピードの速いもの


3 低域がしっかり出ていて、微妙な違いがわかること


4 良い音は良い音に、悪い音は悪い音に聞こえること


5 聴いていて、気持ちが良いこと




私にとって重要だったのはこの5つです。


特に最後の二つは重要です。


どんなに気持ちよいと思えるものでも、なんでもかんでも良く聞こえてしまうモニターは危険です。


モニターに騙され、いい上がりだと思っていたのに、自宅に帰って聴いてみたらショボかったなんて、笑えませんからね。
Proac1



NS-10MからProAcに換えた当初は、クライアントから「モニターがわからない」とよく言われました。


当時はスモールモニターでNS-10M意外のモニターを使っているところってあんまりなかったんじゃないかな。


仕方がないので、私が音を作る(処理する)ときはProAc、クライアントに聞かせるときはNS-10M、なんて感じでスモールモニターを乗せ換えて使っていたときもありました。(大変なんですよ、これ。ProAcって意外と重いんです)


そのうちクライアントもProAcの音に慣れたのか、乗せ換えて聴くのが面倒になってのかはわかりませんが、特に何も言われなくなり、さらには「このモニターわかりやすいねぇ」なんて言ってくださるクライアントが出てくるようになりました。




何度か他のモニターに買い換えようかと思ったことがあったのですが、ProAcよりも良いと思えるモニターに出会うことができず、あきらめました。愛着もかなりありますしね。

posted by ueda at 19:17| 愛しい機材たち