2008年10月29日

DDP

以前、マスタリングした翌日に「自宅のパソコンでDDPのCDマスターが再生できないが大丈夫でしょうか?」というお問い合わせをいただいたことがありました。
結論から言うと、大丈夫です。ご安心下さい。
DDPファイルは普通のPCやCDプレーヤーでは再生できません。
一部のDAWか、専用のソフトウェアか、専用のプレーヤーでのみ再生できます。

現在、工場納品用のCDマスターの主流はDDPです。
ちなみにDDPとは、Disc Description Protocolの略です。
国内のプレス工場では、ほとんどがこのDDPに対応しています。

ワンダーステーションではこのDDPをDVD-Rに記録してCDマスターとしています。
マスタリングの作業の終盤、音の調整、曲間、PQ、ISRCなどの作業が終了すると、DDPファイルの書き出しを行います。
リアルタイムで最終的なサウンドのチェックをしながら、DDPの書き出しをしていきます。
書き出しが終わり、作成したDDPファイルに問題がないか確認した後に、DVD-Rに記録します。
そして記録し終えたDVD-Rにエラーないか再度チェック、最後にDVD-Rを専用のDDPプレーヤーで再生させ、ノイズや音トビがないかどうかの最終チェックをします。
DDPの書き出しの前にもPQやISRC、POSコード(JANコード)などのチェックもありますから、マスタリングはチェックの連続です。
ちなみにDDPプレーヤーはメモリーテック製、かなり重宝しています。
ワンダーステーションメモリーテック株式会社のスタジオです)

そういうわけで、チェックにチェックを重ねていますので、大丈夫です。ご安心下さい。
というよりも、CDマスターを自宅のパソコンなどで再生させようとすることはおすすめできません。
たとえご自宅のパソコンでDDPを再生できる環境があるとしても、ちょっとしたことでエラーの原因になるものです。
例えば、DVD-RのエラーチェックにPLEX TOOLを使用しているのですが、同じディスクを何度もエラーチェックをすると、チェックするたびにエラーが増えていきます。
こういったエラーで音が出なくなるようなことはまずありませんが、音質が落ちていく方向にいくのは目に見えています。
PMCDでも同様ですので、マスタリング終了後CDマスターを渡されたら、そのまま工場担当者に渡すのが得策かと思います。
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